Mac OS X Leopard (10.5) から Snow Leopard (10.6) へ移行したことで発生した問題めも
最近、メインのノートPC(macbook pro)の環境を Snow Leopard へ移行*1したのだが、さまざまな問題が発生して苦しんだ。
ので、後々のためにも、Snow Leopard になって劣化した部分についてメモってみた。
スリープから復帰しなくなった
症状
- bluetooth キーボードを接続したままの状態でスリープさせる。
- すると、スリープから復帰しない。
- 画面が真っ暗で、マウスカーソルも出ない。
解決策と副作用
前からあった問題: スリープ中にデバイスを脱着すると危ない
筆者は、Bluetooth キーボードと外付けディスプレイ(DisplayPort -> DVI-D)を macbook に繋いで自宅にて使っている。
そして、外出する際には、それら外付けデバイスを外してから macbook をスリープさせて持ち出すようにしていた。
わざわざ外付けデバイスを外してからスリープしているのは、スリープ中にデバイスが増えたり減ったりすると、レジュームに失敗することがあるためである(画面が真っ暗かつ無反応になる)。
この問題は、Leopard (10.5) の頃から存在し、Snow でも治っていなかった。
解決策としては、スリープ前に外付けデバイスなどを外すようにするぐらいであろう。
今回の bluetooth デバイスの問題は、Snow Leopard でこの問題がより酷くなったものと推測される。
スリープからの復帰後にマウスカーソルしか出なくなった
発生する条件と症状
- 外付けディスプレイをメイン画面に設定してあって、そのディスプレイを外してからスリープする。
- メイン画面: メニューバーを表示する画面の意。
- スリープやスクリーンセーバからの復帰時に、マウスカーソルだけが出た状態になる。
- 画面は真っ暗。
解決策と原因(憶測)
- "Requrie password (時間) after sleep or screen saver bigins" を off にする。
- System Preference -> Security
- スリープからの復帰時にパスワードを要求しないので、セキュリティ的に怖い・・・。
もしこの現象に遭遇してしまった場合、画面にはなにも出ていないがパスワード入力欄にフォーカスが当たっているので、落ち着いてパスワードを打ち込んで Enter を押すと、ロックを解除できる。
メイン画面に設定されてた外付けディスプレイが外されたことで、ノート PC 本体のディスプレイがメイン画面になったにも関わらず、ロック解除のためのパスワード入力画面が外付けディスプレイのあった座標に表示されてしまうのが原因かと推測される。
キーボードショートカットで仮想画面を切り替えると、キーボード操作が一切出来なくなるようになった
発生する条件と症状
- Ctrl + (矢印キー) などのキーボードショートカットによって、Spaces の仮想画面を切り替える。
- 仮想画面を切り替えたことを示す表示が消えなくなる。
- あらゆるキーボード入力が効かなくなる。
- ミュートやボリューム調整などの特殊なキーの一部だけが機能する。
解決策
- Spaces をキーボードショートカットで使わない。
- もし現象が発生してしまったら、あきらめてリブートする。
- (10/04/21 追記) Finder を再起動するだけでも治る。
- Finder を再起動するには、メニューバーのリンゴをクリックして、強制終了のためのメニューを出す。
EMOBILE HW Utility が動作しなくなった
症状
- Snow Leopard 対応の EMOBILE HW Utility を入れても、"failed" とだけ言われて接続に失敗する
- Snow Leopard 非対応バージョンだと、Utility が何も言わずに落ちてしまう。
バックライトが点かない&キーやマウス入力を受け付けない現象が起こるようになった
// (10/04/21 追記)
解決策
- macbook の蓋を開閉してみる
- してみたが、筆者の事例では効果がなかった。時間をおくといいのかもしれない・・・?
2010/05/01 追記
問題の Snow Loepard 環境について、以下の処置を施した。
- Snow Leopard の修復(?)インストール
- Snow Leopard の DVD から普通にインストール
- Spotlight を停止
- メモリを 700 MB 以上食っていたので
その上で、ここまでに述べた、確実に固まってしまう運用はしないように心がけた。
その結果、現在までにはフリーズなどを経験することなく、まともに運用できている。
*1:といっても、クリーンインストールである。